骨董品は古くから収集対象になっていて愛好家も多くいますが、その買い取りには他の中古品とは異なる部分があります。現在はインターネットを仲介することで中古品の場合でも古物商以外の人が販売できるようになっていますが、骨董品という形式に該当する物品では古物販売業の資格が必要になります。これは骨董品が私的な物品とは異なっているからであり、骨董品買取を行う時には資格を所持すると共に行政機関への届け出も行わなければいけません。また、骨董品買取をする際には売却する持ち主から公的機関が発行している身分証明書の提示を求めなければならず、18歳未満の未成年者に対しても買い取りができないなど知っておく必要があります。骨董品買取では鑑定書などの物品に対する証明書の添付が必要な場合があり、どのような物品にそのような書類が必要になるのか知っておかなければいけません。代表的なのは日本刀といった刀剣ですが、これは偽造品が多く出回っている可能性があり、購入者に不測の事態になることを回避するためです。どのような事情があっても証明書を所持していなければ買い取りを行うことはできないので、正式な方法で再発行してもらうよう促してください。